『フランス人は10着しか服を持たない』ジェニファー・L・スコット:毎日を「特別な日」のように幸せに生きる秘訣。

きなこ
はぁ…。
だいず
やぁきなこちゃん。どうしたの?
きなこ
なんかねー毎日つまんないの。すごい美人に生まれたら人生ぜんぜん違っただろうなぁ…とか。もっとおしゃれな街に生まれたかったなぁ…とか考えちゃうの。
ゆば
オイラも身長が180センチあったらなぁ~って空想することあるよ。
きなこ
180センチのネズミとか勘弁してちょうだい。
だいず
まぁまぁ。きなこちゃんの気持ちはわかるよ。毎日がなんだかつまんなくて、いっそ生まれ変われたらなぁーって思うことあるよね。
きなこ
そうなんだよー。別に自分がキライとかじゃないんだけどね。
だいず
なるほどー。よかったらこれ読んでみない?つまらない毎日が変わるかもしれないよ!

 

 

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”マダム・シック”と暮らして人生が変わった!?

退屈な毎日にうんざりしていたカリフォルニアの大学生ジェニファー。彼女は交換留学生として、パリへとホームステイすることになる。その家はなんとフランス貴族の末裔だった。
暮らしを取り仕切るマダム・シックと、家族の時間を大切にするムッシュー・シック。洗練された伝統的な生活の中で、ジェニファーは何でもない日々を優雅に、そして幸福にしていくための秘訣を発見していく。
きなこ
フランス人かぁ!まさにシックでおしゃれって感じよね。
ゆば
フランス人はあんまりモノを持たないミニマリストだから幸せ、ってこと?
だいず
いや、邦題で誤解されがちだけど別にミニマリズムの本じゃないんだ。原題は『Lessons from Madame Chic(マダム・シックに教わった秘訣)』だからね。
きなこ
ウチでもシックな女性になれるかな?
だいず
きっとなれるさ。筆者のジェニファーは、このホームステイが転機になって生き方を大きく見直したんだ。マダム・シックをはじめ、パリでの暮らしから学んだ秘訣を16章にまとめているよ。

 

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「特別なこと」がないと幸せではない?

だいず
ところで、きなこちゃんはどんな日に幸せを感じる?
きなこ
えっ?うーん、すっごいごちそう食べた日とか、ディズニーランドに遊びに行った日とかかな?
ゆば
ほら180センチのネズミいるじゃん。
きなこ
殴るよ?
だいず
きなこちゃんは何か特別なイベントがあるときに幸せを感じるんだね。じゃあ、何もないふつうの日はあんまり幸せを実感してないのかな?
きなこ
うん。だってつまんないもん。
だいず
ジェニファーもずっと同じように思っていたよ。だけど、マダム・シックから「特別じゃない日を幸せに生きる」ということの大切さを学んだんだ。

リビングの布張りのアームチェアで、ゆったりとくつろぎのひととき。刻みタバコの香りがふんわりと漂っている。天井まで届く窓からは、パリの街のやさしい夜風がそっと流れこみ、ゴブラン織りの美しいカーテンは優雅なひだを描いて、たっぷりと床に垂れている。ヴィンテージのレコードプレーヤーから聞こえてくるのは、クラシック音楽の調べ。食器はもうほとんど下げられ、ダイニングテーブルの上に残っているのは、食後のコーヒーカップとパンくずだけ──“フロマージュの王様”カマンベールチーズを載せてみんなでぺろりと平らげた、焼きたてのバゲットのかけら。

「Introduction 日常が突然、特別なものに見えてくる」より

きなこ
いいなぁ。読んでるだけでもうっとりしちゃうなぁ。
だいず
そうだよね。でも、ここに特別なイベントは何もないんだ。こんな日常をあたりまえに過ごせたら素敵だよね。
ゆば
毎日こんなのは無理じゃない?うちの朝なんてみんなバタバタだよ。
だいず
たしかにハードル高そうに見えるけど、小さなことから変えていけばいいのさ。たとえば、きなこちゃんは自分の部屋のカーテンは好きかい?
きなこ
えっ、そんなの気にしたことないよ。
だいず
マダム・シックの教えは、本当にお気に入りのものを毎日大切に使うこと。ジェニファーも触れているように、家の中は洗練された美しいものだけを置いているんだ。
きなこ
なるほどー!だから10着しか服を持たないのね!
だいず
その通り!もっとマダム・シックの暮らしを見てみよう。

 

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マダム・シックに学ぶ、自分の定番スタイルのつくり方

だいず
カリフォルニア育ちのジェニファーは、ホームステイの初日にすごいカルチャーショックを受けてしまう。

「夕食の前に、お部屋でひと息つきたいでしょう。案内するわ」
この瞬間をわたしは心待ちにしていた。こんなに美しいアパルトマンだから、わたしのお部屋もさぞかし……と期待が高まった。
お部屋はとても素敵だった。シングルベッドには緑のベルベットのカバーが掛けられ、天井まで届く大きな窓の両側には草花模様のカーテンが掛かり、窓からは絵のように美しい中庭を眺めることができた。勉強にちょうどいい大きさの机もあり、小型のクローゼットもあった。
え、ちょっと待って!
小型のクローゼット?
それまでは何もかも順調だったのに、突然、頭が真っ白になりそうになった。思わず、荷物で膨れ上がった大型の2つのスーツケースに目をやった。
これがクローゼットなの?
クローゼットの扉を開くと──ハンガーがいくつか下がっているだけだった。わたしはとうとうパニックした。こんな狭いところに半年分の服を全部しまっておけっていうの?

「Part2 ワードローブと身だしなみ」より

きなこ
ウチも無理だよ!クローゼット服でぎゅうぎゅうだもん!
ゆば
(あ、オイラたち服を着てる設定だったのね)
だいず
じゃあマダム・シックの持っている服を見せてもらおう。

やがてすぐにわかったのだが、この家の人たちには、これくらいの小さな収納で十分だったのだ。というのも、各自10着くらいのワードローブしか持っていなかったから。ムッシュー・シックも、マダム・シックも、息子さんも、持っている服はどれも上質なものばかりだったけれど、彼らは同じ服をしょっちゅう繰り返し着ていた。
たとえば、マダム・シックの冬用ワードローブは、ウールのスカート3~4着に、カシミアのセーターが4枚、シルクのブラウスが3枚(パンツはめったに穿かなかった)。マダムの定番とも呼ぶべきスタイルがあって、それがよく似合っていた。

「Part2 ワードローブと身だしなみ」より

ゆば
自分の定番スタイルを持っているから少なくて済むんだね。
きなこ
でもウチはせっかくならいろんな服を着たいって思っちゃうの。
だいず
その気持ちはわかるよ。でもさ、ほんの数回着ただけでもうずっと着ていない服があったりしない?
きなこ
いっぱいある!けっきょくお気に入りの服ばっかりヘビロテで着るの。
だいず
そのお気に入りの服がきなこちゃんのスタイルなんだよ。毎日そのお気に入りのファッションでいられるのって楽しいんじゃないかな!
きなこ
うん!そっか、たくさん選べることが幸せなんじゃなくて、毎日サイコーの自分でいることが幸せっていうのがマダム・シックの教えなのね。
だいず
そう。ファッションだけじゃなくて、他にもちょっとした気配りひとつで生活は豊かに変えられるんだ。ジェニファーがマダム・シックといっしょにイチゴのタルトを作ったエピソードを紹介するね。

「ジェニファー」マダムは言った。「ダメよ!イチゴは向きをそろえてきれいな円を描くように並べるの。丁寧にね!」
「え」わたしはタルトに目をやった。イチゴが無造作に並んでいる。これはこれでわたしには素敵に見えた──芸術的と思ってくれる人もいそうだけど。
マダムはわたしに手本を示そうと、タルト生地の外側から中心に向かって円を描くようにイチゴを並べていった。最後の方はわたしが並べ、真ん中にはふたりで選んだいちばんきれいなイチゴを置いた。そして最後に、仕上げのシロップを塗った。完成したタルトをほれぼれと眺めて、マダム・シックが言った。「これで完璧ね」
あの日、マダム・シックと一緒にイチゴのタルトを作ったことは、わたしにとって忘れられない経験になった。ささやかなことでも心をこめて行えば、毎日が素敵になると気づいたから。あの美しい小さなイチゴのタルトは、パーティー用でもなければ、来客用でもなかった。マダムが家族のために──ムッシューと息子さんのために──平日の夜に作ってくれたものだった。

「Part1 食事とエクササイズ」より

きなこ
日常のささやかなことに心をこめるのね。
ゆば
なんか今日からでもできることがありそうだよ。
だいず
そうだよね。誰かのために心をこめるのと同じくらい、自分のために心をこめることも大切なことだ。
きなこ
ウチも毎日を丁寧に生きてマダム・シックみたいになりたいな!
だいず
うん、きっとなれるよ。幸せっていうのは特別なことじゃなくて、気づけばすぐに作り出せるものなのさ。

 

 

だいず
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