『脳は0.1秒で恋をする 赤い糸の科学』茂木健一郎:いい出会いは「セレンディピティ」から!

だいず
今日は春分の日だね。春らしく、恋愛に関する本を紹介するよ!
ゆば
おー!春は出会いの季節だもんね。
きなこ
なんでウチには運命の出会いが全然ないんだろうなぁ…。今年こそはいい出会いがありますように!
ゆば
逆にオイラは道行く女のコがみんなかわいく見えるよ。うへへ。
だいず
なるほど!ゆばくんは「出会う」という能力に優れているのかもね。
ゆば
まぁその先は一切なにも起きないけどね。
きなこ
ウチには「出会う」ための能力が足りないの?というか、それって能力なのかな?
だいず
その辺に科学的に迫る本なんだ。そして、「出会い」に気づく能力はだれでも鍛えることができるんだよ。

 

 

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『脳は0.1秒で恋をする』のあらすじ

世の中には出会いを求める男女があふれているのに、なぜ私たちは「出会いがない」と感じてしまうのか。それは私たちの恋愛に、科学的な視点が欠けているからかもしれない。
恋をするとき脳には一体何が起きているのだろうか。赤い糸の正体、失恋からの立ち直り方、さらには理想の恋愛をする力の鍛え方まで、脳科学的なアプローチで解説していく一冊。

だいず
きなこちゃんは「いい出会い」ってどんな感じだと思う?
きなこ
えーっとね…朝の駅のホームでね…ウチが階段でちょっとよろけちゃってね…それをたまたま後ろにいたイケメンがキャッチしてくれてね…で、イケメンくんはニコっと笑って何も言わずに立ち去ってね…だけど次の日にね…
ゆば
こいつは重症だ。
きなこ
いいじゃん夢くらい見たって!
だいず
ドラマティックだね。だけど、もしかしたらドラマティックであることにこだわりすぎて、他にもたくさんある「いい出会い」を素通りしているかもしれないよ?
きなこ
え?それってどういうことですか?
だいず
いい出会いのキーは「セレンディピティ」というものなんだ。ここで脳科学と恋愛をリンクさせてみよう!

 

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セレンディピティ=予想外の幸運に気付くこと

だいず
脳には「ディフォルト・ネットワーク」という部位がある。ふつう脳は何かを考えているときに活発に動くんだけど、ディフォルト・ネットワークだけは何も考えていないときに活発になるんだ。
きなこ
へー。ぼーっとしているときでも脳は動いているんだね。
だいず
そうなんだ。そして、恋愛にはこのディフォルト・ネットワークを上手に使うことが必要なんだよ。

恋愛において「ディフォルト・ネットワーク」が必要な理由は、それが新たな「出会い」に対して、脳の準備が整っている状態をつくり出すからです。
人は、明確すぎる目的があると、それ以外の出来事には関心が向かなくなってしまうものです。Aという目的が確立されてしまっていると、それ以外のBやCの選択肢は、あらかじめ視界から排除されてしまう可能性がある。
しかし、もしかしたら自分にとって最高の幸せは、BやCの場所に転がっているかもしれないのです。その偶然の幸運に出会う力が「セレンディピティ」と呼ばれるものです。Aという目的があって出発したのに、偶然が重なってたどり着いてしまったBやCの地点で、最高の幸運と巡り合う、それが「セレンディピティ」です。

「はじめに 恋愛は科学である」より

きなこ
そっか。はっきりした目的を持っていると、ディフォルト・ネットワークが働かないのね。
ゆば
予定とちょっと違うけど、これはこれでオッケーみたいなのがセレンディピティってことかな?
だいず
そんな感じだね。理想にとらわれすぎず、肩の力を抜いて偶然を受け入れられる能力が「いい出会い」につながるんだ。

 

「出会い」の確率とは、分母の多さに比例します。知り合う人数が多ければ多いほど、より多様なタイプの人間に出会うことができます。その結果として、当然のことながら運命の人と「出会う」確率も高まるのです。つまり、たった10人の中から「出会い」を探そうとするのか、それとも1500人の中から探すのか。
自分が一生をともにするかもしれない「運命」の相手も、10人の中からは見つからなくても、1500人の中からならば見つかるかもしれないのです。

「step1 脳は0.1秒で恋をする──出会いの法則」より

だいず
たくさんの人と会っているはずなのに「いい出会いがない」って思っちゃう人は、もしかしたらセレンディピティが足りないのかもしれないよ。
ゆば
そもそも会っている人が少なかったらそりゃ見つけにくいよね。
きなこ
たしかに!ウチもなにか新しいこと始めてみようかな。

 

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脳が恋に落ちるメカニズム

だいず
だれでも理想のタイプってあるよね。スポーツマンが好きとか、趣味が合う人がいいとか、優しい人じゃないとダメだとか。
きなこ
めっちゃあるよ!
だいず
だけど、実は脳が恋に落ちるメカニズムは逆なんだ。まず「好き」になって、それから「その人が好き」という理由を後づけしていく。
きなこ
そうなの!?

脳内で起こる「恋愛のメカニズム」を、一目惚れを例にして見ていきましょう。
脳にはおもに、ふたつの情報処理経路があります。
ひとつは「偏桃体」を中心とする情動系。もうひとつは理性的な判断を司る「大脳新皮質」です。

「step1 脳は0.1秒で恋をする──出会いの法則」より

だいず
偏桃体は、感情を生み出す脳の中の部位。たとえば、道にヘビを見つけたらびっくりするよね。
きなこ
超びっくりだよ!
だいず
そうやって一瞬のうちに「びっくり」を生むのが偏桃体。だけど、よく見たらヘビじゃなくて木の枝だったらどう思う?
ゆば
あーびっくりした、ってホッとするね。
だいず
そんな風に、ちょっと時間をかけて「よく見たらヘビじゃなくて木の枝だ」という理性的な判断をするのが大脳新皮質なんだ。

一目惚れの瞬間、脳の中ではまさにこの「偏桃体」が大きく活動しています。いわゆる「ビビッ」と来るのが、その瞬間です。
そして後から、「大脳新皮質」によって冷静な判断が始まります。「この人の笑顔が感じいい」「性格も合いそう」「こういうところが好き」というように。最初の直感に対して理由づけをしていくのです。
どうしてわざわざ理由づけをしていくかというと、やはり最初の直感だけでは心もとないからです。人間は、理由を必要とする生き物です。ただ「好き」というのだけでは不安で、「どうして好きなのか」というところまで理解したい。その分析を、大脳新皮質が担当してくれるのです。

「step1 脳は0.1秒で恋をする──出会いの法則」より

きなこ
じゃあ「好き」っていう感情が先にあって、あとから勝手に脳が理由をつくっちゃうってこと?
だいず
そうなんだ。だから理想のタイプにとわられすぎると、脳が「好き」って判断したのを理性で否定しちゃうかもしれない。
ゆば
オイラは女の子ならだれでもウェルカムだから惚れっぽいんだな。
きなこ
でももしセレンディピティから恋をしても、やっぱり理想のタイプと比べちゃって長続きしない気がするよ。
だいず
鋭い指摘だね。じゃあこの部分を読んでみんなで考えよう。

「解答がひとつではなく、複数存在する、あるいはそもそも絶対的な解答など存在しない」という意味において、恋愛は究極の「不良設定問題」であるといえるのです。
「自分にとって最高のパートナーは誰なのか」という問題は永遠の謎です。今つき合っている彼女、あるいは彼が、本当に自分にとっての「ベスト・セレクション」なのかということは、永遠に解けない問いです。
僕たちは、恋愛には「正解」があるという幻想から、まずは解放されるべきです。
絶対的な「正解」が用意されていない以上、僕たちは自分で、自ら選んだ恋に「正解」を下すしかありません。

「step3 恋の切なさを乗り越える──機会費用の法則」より

きなこ
なるほどー。「もっとステキな人がどこかにいるはず」って考え方にとらわれちゃってたかも。
ゆば
まぁ「運命の人」なんて幻想だよね。
だいず
そうとも言えるね。でもぼくは逆に、どんな人でも「運命の人」になりうるってとらえ方をしてるよ。
ゆば
あーその方がポジティブだね。
だいず
もちろん、理想のタイプを持っているのはぜんぜん悪いことじゃないよ。
きなこ
ちょっと理想とズレてても、その人のいいところに気づくのが大事なんだね。
だいず
そうだね。ちょっとポエムっぽい言い方だけど、赤い糸は最初から繋がってるわけじゃなくて、時間をかけて二人で紡いでいくものなんだと思うよ。
きなこ
よーし!今日から絶対にセレンディピティに目覚めるぞ!
ゆば
(あれ?明確な目的持っちゃダメじゃね?)

 

 

だいず
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